今から始めるアーランドシリーズ・アトリエシリーズとは!後編

アーランドシリーズよりも前のアトリエシリーズを紹介した前編に引き続き、今回は近年に発売されたアーランド~不思議シリーズまでのアトリエシリーズを紹介していきます。
アトリエシリーズでは、Plus版など移植作が出ているものもあるため、タイトル横の()内は無印版の発売日のみを記載しています。

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アトリエシリーズの歴史・後編

第10作目のマナケミア2でPS2の時代に幕を下ろし、第11作目であるロロナのアトリエからは次世代機PS3の時代へと突入!
これによりドット絵2Dグラフィックの時代から、3Dグラフィックの時代へと変遷します。

アーランドシリーズ

世界観が再び一新され、錬金術士のおかげで機械文明が栄えたアーランドという地方を舞台にしたアトリエシリーズ。
ロロナのアトリエは旧作新作のいいとこ取りをテーマに作成され、原点回帰でマリーなどのようなカレンダー形式にしつつ、マナケミアのような短期間での課題達成要素が加えられている。
また、調合では品質以外に特性とコストの要素が追加されている。
アトリエシリーズの中では、売上や評判が好調だったようで、アーランドシリーズはアトリエシリーズ中興の祖と開発スタッフのインタビューでも語られている。

・ロロナのアトリエ(PS3版:2009/6/25)

天才でありながら怠け者の錬金術士アストリッドのせいで閉鎖の危機が訪れたアトリエを存続させるためにアストリッドの弟子である主人公ロロナが奮闘するお話。
ロロナやステルクなど人気キャラの初登場作。
アトリエシリーズ初の3D作品ということもあってか、デフォルメの効いた頭身低めの3Dキャラだった。
ゲーム自体の難易度はさほど高くないのだが、発売当初はバグが非常に多くフリーズすることが多々あったため、クリアが妙に難しい作品だった。

・トトリのアトリエ(PS3版:2010/6/24)

ロロナのアトリエ終了時から5年後、ロロナの弟子である主人公トトリが行方不明になった冒険者である母親を探すお話。
アトリエシリーズの中でもキャラクターやストーリーの評価が非常に高く、今でも根強い人気を誇る。
ロロナのアトリエではデフォルメの効いた3Dモデリングだったが、トトリのアトリエから頭身が上がりイラストに近い3Dモデリングになった点でも評価が高い。
ただし、アトリエシリーズの中でもスケジュール管理的な難易度はトップクラス!
特にトゥルーエンドの条件が非常に分かりづらく、当時ネットがそれなりに普及していたのにも関わらず1ヶ月程度解明されなかったほど…。

・メルルのアトリエ(PS3版:2011/6/23)

トトリのアトリエ終了時から1年後、アーランド共和国と併合する予定のアールズ王国の姫メルルがトトリに弟子入りし、錬金術の力で国を上げての開拓事業をするお話。
戦闘と調合のバランスの完成度が高く、ハクスラ的な要素もあり、ゲーム面での評価は非常に高い。
シナリオ担当がロロナトトリの鈴木俊行氏から、メルルでシナリオ工房月光に変更された。
そのためか、ロロナトトリからの継続して登場しているキャラ達が妙にキャラ崩壊しているところがあり、キャラクターやストーリーでの評価は低い。

・新ロロナのアトリエ(PS3/Vita版:2013/11/21)

ロロナのアトリエはPlus版が発売されなかった代わりに、大幅なリメイクがされた新・ロロナのアトリエが発売された。
デフォルメの効いた3Dからイラストに近い頭身の3Dに変更され、戦闘システムもメルルのアトリエに近い形に変更されている。
また、新たにロロナのアトリエ終了直後にトトリとメルルがタイムスリップしてくるシナリオが延長戦として追加されている。
3DS版も後に発売されているが、旧PS3版よりもデフォルメされたちびキャラのような3Dモデルに変更されたり、戦闘にマス目要素を加えたりと、さらにアレンジがされている。
また3DS版のみの要素として、ロロナのアトリエの前日譚(ロロナの両親を救った時のエピソード)が描かれたアストリッドのアトリエといったモードも追加されている。

黄昏シリーズ

錬金術で一度は栄えた文明が衰退し続けて滅びを迎える手前になった黄昏の大地が舞台になっているアトリエシリーズ。
黄昏シリーズで荒廃的な世界観になったのは、当時のディレクターがその時流行っていたFallout:NewVegas、まどか☆マギカ、進撃の巨人などに影響を受けたからだとか。

・アーシャのアトリエ(PS3版:2012/6/28)

3年前に行方不明になった妹を助け出すために錬金術を学ぶ主人公アーシャのお話。
アーシャのアトリエからED条件が複数満たしていた場合、選択できるようになった。
これまでの選択式だとフラグ管理が面倒だったが、選択式になったことで大分解消された。
アーシャでは、武器や防具は作成出来ない代わりに、砥石などを使って潜力と呼ばれる効果を付与するといった変わった仕様になっていた。

・エスカ&ロジーのアトリエ(PS3版:2013/6/23)

アーシャのアトリエ終了時から1年後、辺境の街コルセイトの開発班である主人公エスカとロジーが空に浮かぶ未踏遺跡を目指すお話。
今作は、戦闘システムが大きく変更され、ダブル主人公によるアイテムでの連携技ダブルドローによりダメージのインフレが凄まじく、調合と戦闘のぶっ壊れっぷりが楽しい作品。
また、探索装備したアイテムを使っても街に戻れば補給されるシステムが追加されたりとユーザーフレンドリーに。
UIも洗練され、近年の期限ありのアトリエシリーズの中では一番遊びやすいと思います。
今作の男性主人公であるロジーさんは、アトリエシリーズの中でも男性キャラトップの人気を誇る。唯一無二の錬金剣がカッコいい!
エスカとロジーのカップリングでの人気も高く、Plus版では2人のイベントが強化されている。
Plus版は追加要素に加えてバグも少なく、アトリエシリーズの中でも完成度は非常に高い。
また、アトリエシリーズ唯一のアニメ化作品でもある。
…が、アニメはあまり評判がよろしくない…。
ちなみに、エスカとロジーは不思議シリーズにも登場する。世界観が違うため、同一人物ではなく別人扱いで、年齢も黄昏シリーズとは変わっている。

・シャリーのアトリエ(PS3版:2014/7/17)

エスカ&ロジーのアトリエ終了時から2年後(トゥルーエンドの少し後?)、ステラードと呼ばれる街を舞台に、故郷で起こる水枯れ現象の原因を解明しようとするシャリステラと自分の夢を探すシャルロッテの2人の錬金術士のお話。
シャリーのアトリエでは、期限がなくなり、様々な条件を達成していくことでシナリオが進むライフタスクシステムが採用された。
しかし、ライフタスクシステムの条件達成数など調整不足だったせいか、作業感が強いものになってしまった。
また、シャリーのアトリエ発売当初は非常にバグやフリーズが多かった点で評価が低い。
ストーリーとしては、水涸れの調査などがメインで、アーシャやエスカ&ロジーで出された情報がいくつか放置された形になってしまった。
後に発売されたPlus版では、黄昏シリーズ完結編としてこれらをフォローするイベントが多く追加されている。
…とはいえ、3作に渡って話題に出ることが多かった中央という地方や、精霊や魔法と錬金術の関係など回収されていない部分もあるため、消化不良感がなくもない…。

不思議シリーズ

黄昏シリーズから世界観が一新され、舞台が変更されている。
不思議シリーズからPS4やPC(STEAM)、リディー&スールでは遂にSwitchでも発売されるように。
また、キャラクターデザイナー2名起用といった新たな試みもされている。
調合でも、パズル要素といった新要素が追加されている。
不思議シリーズで緩い雰囲気が変わったのは、日常系アニメやライトノベルに影響を受けたとか。

・ソフィーのアトリエ(PS4/PS3/Vita版:2015/11/19)

亡き祖母の残したしゃべる不思議な本プラフタを人間に戻すため錬金術を学ぶ主人公ソフィーのお話。
期限がなく、レシピ発送していくことでシナリオが進行していく形になり、エンディングが1つだけになったことで大分遊びやすくなったため、アトリエ初心者向け!
調合にパズル要素が加わったため、これが合うか合わないかが人によって結構変わるため、これ次第で評価が大きく変わる作品でもありますが…。
プラフタに人形の体を与えた後に、錬金術のアイテムを組み込むことで、見た目やステータスが変化するドールメイクという独自のシステムも。
今作主人公のソフィーのキャラ人気は高く、アトリエシリーズ20周年記念公式キャラクター人気投票1位になるほど。
また、発売当初バグが比較的少なかったことでも評価が高い。

・フィリスのアトリエ(PS4/Vita版:2016/11/2)

ソフィーのアトリエ開始時から4年後、岩山の中にある閉ざされた街に住む主人公フィリスが一流の錬金術士を目指して旅に出る話。
アトリエシリーズでは初めてのオープンワールド的な作品となっている。
そのため、従来のアトリエを拠点として周囲を探索するのではなく、探索した先にテントを張って調合するように。
また、ゲーム開始から1年間の期限があるものの、この期間中に試験に合格すれば後は期限がなくなり、条件を満たして初めの街の扉を調べることで各EDが見られるといった変わった仕様になっている。
アイテムを量産しづらかったり、イベントやレシピ発送などの条件が分かりづらかったり、ファストトラベルや移動高速化が解禁されるのが遅めだったりと、ややユーザーフレンドリーではなくなった側面があるため、前作ソフィーとは反対に初心者には不向き。
また、新しいことに挑戦したせいか、発売当初にバグが多かったため、評価が低め。
しかし、これまでにはない広大なフィールドの冒険や、終盤の調合や戦闘のインフレ具合などやり込むと楽しいところも多いため、最後まで遊んだプレイヤーからの評価は意外と高かったりする。

・リディー&スールのアトリエ(PS4/Vita/Switch版:2017/12/21)

フィリスのアトリエ開始時から4年後、アダレット王国の首都メルヴェイユに住む主人公リディーとスールの姉妹が国一番のアトリエを目指して不思議な絵の中の世界を探索するお話。
野望ノートに記載されている条件を達成することで評判を高め、王国からの課題を達成しランクを上げることでシナリオが進行していく形に。
期限もほぼなく、これからやるべきことが記載されているためシナリオ進行は非常に分かりやすくなっている。
メルル、シャリーと3作目のシナリオで失敗してきた近年のアトリエシリーズの中、リディー&スールではほとんどのキャラクターのその後について補足し、不思議シリーズで重要となるプラフタとアルトの2人の話をしっかりと完結できた点で評価が高い。
(個人的にはソフィーのときにでてきたナザルス関連の話が回収されてないことが気になりますが…)
また、プレイヤーに有利な戦法はアップデートで潰されることが多かったアトリエシリーズの中で、アップデートで優秀な戦法がより強化された珍しい作品。
発売当初バグはそれなりに多かったが、フィリスに比べるとマシといった形でその点では評価があまり下がらなかった稀有なパターン。
しかし、PTキャラクター数が6人とこれまでと比べると非常に少ない上に、これまでに比べると割高なDLCでの追加キャラクターであったために、今後を不安視する声も見られた。

まとめ

今回はアーランド~不思議シリーズまでを紹介しました。
これまた無駄に長くなってしまったので、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。
アトリエシリーズとして見ると19作(2018年時点)と非常に多いタイトルなので手を出しにくい印象になってしまいますが、細かいシリーズで見ると2~3作ごとに区切れているので案外入門しやすいかと思います。
私の場合、BGM目的で古くから買っていたアトリエシリーズでしたが、調合と戦闘の楽しさに目覚めたのはアーランドシリーズからだったりします。
こうやって振り返ると、近年のアトリエシリーズはバグとの戦いみたいなところもありますが、それを補ってあまりあるほど楽しいシリーズなのです…。

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